世界共通の資格
マイクロソフト社の製品は世界各国で使われているパソコン製品として信頼度が高く、多くの人が愛用しています。
同社のソフト関連の資格として有名なのがMOSですが、技術者を対象とした資格がMCPになります。
MCPを受験する方の職種として多いのはプログラマやシステムエンジニアが多いです。
IT系の職種に就きたいと考えている方にとっては資格を取得しているとかなり有利になります。
MCPを取得する最大のメリットは、世界各国に共通している資格ということです。
日本で実施されている試験は他の国でも実施されている内容と同じになります。
そのため、海外でも通用する資格になるため、仮にあなたが外資系の会社に転職しようと考えた場合にも高いスキルを持っていると認識されます。
様々な資格体系
MCPにはレベルやスキルに合わせて資格体系が異なります。
最も基礎的なレベルになるのがMTAです。
テクノロジーアソシエイトと呼ばれるレベルで、初歩的なITのスキルが問われることになります。
まだ実務経験も浅い方や、これからIT関連の仕事を始めようとしている方が目指していただきたいレベルです。
次に目指したいのがMCSAのソリューションアソシエイトです。
このレベルに達するとIT関連のスキルをある程度は習得していなければ難しいレベルになります。
実務経験はもちろんですが、様々な知識と技術を兼ね備えていなければいけません。
更に上のレベルをめざすためにも、このレベルで甘んじないようにしてください。
MCSAの更に上のレベルはMCSE・ソリューションエキスパートやMCSDソリューションデベロッパーになります。
このレベルに達するのが本来のMCPで目指すべきものです。
ここまで達することができなければ実力が高い技術者として認められにくいと考えてください。
特に現在は様々な企業でクラウド化が進んでいますが、この程度のレベルに達していなければあまり重宝される存在にはなりません。
胸を張って専門的なスキルを習得している証となるレベルなので、ぜひともこのレベルまで合格を目指したいものです。
IT系の仕事は複数存在していますが、それぞれの職種によってMCPで取得したい資格が異なります。
自分が目指すべきキャリアパスを考えながらどの資格取得を目標にしたら良いのか考えてみましょう。
MCPの受験はピアソンVUE試験センターで行います。
オンライン上で受験の申し込みができるようになっていますので、希望する試験を選択して申し込みをしてください。
試験当日には最寄りの試験会場に行って受験をすることになりますが、必ず本人確認書類を持参しなければいけないので忘れずにお持ちください。
なお、受験料は学生やITA会員によって割引される場合があります。