小道

宅建

絶大な人気を誇る国家資格

不動産業界はもちろん、様々な業種の会社で資格取得者が重宝されるのは宅地建物取引主任者です。
宅建とも呼ばれているこの資格は、不動産業界では必須の資格として認識されています。
不動産業界で必要とされる理由は、不動産の売買やそれに伴う重要事項の説明に欠かせない資格になるからです。
宅建の有資格者がいなければ不動産業を営むことが実質的にできないため、必ず資格を習得している人を採用したいと考えられます。
法律で不動産業を営む会社には従業員のうち5人に1人は宅建の有資格者がいなければいけないと決められています。

不動産業以外の企業でも重宝される理由は、民法を取り扱う資格だからという理由が考えられます。
学習する内容には民法の内容が広く含まれています。
一般企業でも民法に関連する業務がたくさん存在しているため、宅建の資格を持っている方が重宝される傾向があります。
特に金融機関や小売店、飲食店などについては不動産の売買を仕事の中で行なう機会が多いため、不動産売買に詳しい知識を持っている宅建の資格を持っている方を積極的に採用したいと考えるケースが多いです。

参考:宅地建物取引士

宅建を取得するメリット

国家資格の取得を目指したいと思っても、受験資格を満たしていないため受験すらできずに諦めてしまったという方も少なくないはずです。
宅建は受験資格が特に定められていないため、どなたでも受験することができる大きなメリットがあります。
受験する意欲さえあれば、誰でもチャレンジできるため合格を目指しやすいメリットがあります。
誰でも簡単に受験ができると言っても、内容が難しいのではないか?と不安を感じる方も多いですが、決してそんなことはありません。
確かに法律などの専門的な領域を学習するため、簡単ではないのは間違いありません。
それでも、宅建の勉強を始める方の多くは、これまでに全く法律の勉強などしたことがない初心者がとても多いです。
仕事を退職した年配の方がチャレンジし、見事合格するケースがたくさんあります。
やる気があればどなたでも合格を目指せる資格であることが大きなメリットです。

試験では全部で50問の問題が出題されます。
このうち約7割以上の正答を目標にすることで合格レベルに達します。
頑張って勉強していれば決して合格ができないレベルではないことがわかると思います。
出題される内容は過去問題を中心としている場合が多いため、過去問題を重点的に繰り返して学習するのが良いと言われています。
よく出る問題の傾向を掴むことができれば合格レベルに達するように努力を重ねるだけなので、思っていたよりも効率よく学習できます。

ただし、試験は毎年一年に一回しか実施されていないため、チャンスを逃すとまた一年間勉強しなければいけないため、一発合格を目指したいものです。