独立開業の道もある
一般企業への転職だけでなく、将来的には独立開業をする道も期待できる資格としてあげられるのが社会保険労務士です。
企業に勤務している方は勤労社労士と呼ばれており、独立開業をしている方は開業社労士と呼ばれています。
国が認める国家資格で、士業としても権威のある資格になります。
一般企業から重宝される理由としては、労働や年金、社会保険について高度な知識を持っているからです。
これらの問題は企業においてよく起こりやすい事だからこそ、専門的なスキルを持っている有資格者が在籍していると営業活動にも多いに有利になります。
合格率は平均すると10%以下の回も多いため、国家資格の中でも難易度が高いと認識されていますが、初めて勉強する方でもきちんと試験に備えて勉強を続けていれば独学でも合格を目指すことができると言われています。
学習する内容は確かに難しく、出題される問題もかなり選択に迷うような出題がされますが、確実に合格できるレベルに達するまで何度も過去問を解く練習をして、苦手分野を克服することで合格できる資格だと考えられます。
検定試験について
社会保険労務士の検定試験は毎年8月に実施されています。
一年のうち一回しかチャンスはないため、一生懸命勉強した集大成をこの時に発揮できなければ、チャンスはまた一年先となります。
難易度は高いとされていますが、出題される問題のうち6~7割程度の正答で合格レベルに達するため、そう考えると気が楽になるのではないでしょうか。
解答方式はマークシートになっており、記述式の問題は出題されません。
いくつかの選択肢から正しい解答を選択する問題になっていますが、選択肢が非常に迷う問題が多いため確実に正しい解答ができるレベルに達していなければいけません。
出題範囲が広くて覚えなければいけない内容がたくさんありますが、要点を抑えながら確実に勉強を積み重ねることで合格レベルまで達することも可能です。
検定試験は定められている受験資格の条件に合致している方でなければ受験できません。
受験資格は短大卒以上の学歴がある方、一定の実務経験をお持ちの方、行政書士の有資格者のいずれかを満たしていることが条件です。
もしも短大卒以上の学歴がない方は、実務経験がある方なら問題なく受験できますのでご安心ください。
実務経験の条件としても様々な例があります。
例えば労働組合の職員や法人など労働社会保険諸法に関する事務業務に3年以上従事していた方は受験資格を満たしていることになります。
社会保険労務士は女性でも積極的に資格取得をして仕事に活かしている方が多く、一生使える資格として認識されています。
転職の際には間違いなく大きな武器となるのは確実なので、積極的に合格を目指して頑張ってください。